2015年10月20日火曜日

平成27年度 細胞検査士一次試験対策活動報告

 2015104日 JR西日本広島鉄道病院で細胞検査士一次試験対策 初心者講習会(主催:広島県臨床検査技師会 共催:広島県細胞検査士会)を開催しました。
 細胞検査士一次試験は、専門分野の記述問題と写真問題があります。この研修会では、資格取得した細胞検査士からの伝達講習という位置付けで、試験概要とスライド投影方式の写真問題を中心に試験対策を講じています。毎年行っている必須の会です。
 この研修会には、県内だけでなく、山口県や岡山県からの参加者も加わり、会場の大会議室は総勢45名でいっぱいに埋め尽くされました。
 各領域担当の7名の講師陣らは、昨年よりも工夫を加えた説明スライドで、所見の取り方、解説に工夫がみられました。参加者に興味を持ってもらえるように「私なりの心得」スライドも作成し、ちょっと一息なども交えて、真剣かつ楽しく勉強できる時間となりました。講師も参加者も多くのことを学んだ研修会だったと思います。

 来年は、この参加者の中から講師として参加して頂けることを期待しています。
 さあ、一緒にがんばりましよう。

文責:福山市民病院 山田貴之


2015年10月13日火曜日

リレー・フォー・ライフin広島2015活動報告

 9月5日(土)・6日(日) 広島市立広島特別支援学校にて、がん啓発サポートキャンペーン・がんと向き合うチャリティーイベントの RFL広島が開催されました。
 当会では顕微鏡ブースを出展し、参加された皆様に、実際の癌細胞を見ていただきがら説明しました。
 
 サバイバーの方がご自分の体験をお話しされながら、熱心に細胞を観察されておられたのが大変印象的でした。良性と安心してしまい、数年間、定期検診に行かなかったというお話もされておられ、検診受診の勧めは大切だと改めて感じました。
 私は、大腸がんクイズラリーのブースと飲料水コーナーのブースを他のボランティアの方々と一緒に担当し交流することができました。普段あまり接することの少ないサバイバーの皆様、他のボランティア団体の方々とお話しできたことは、これからの日常での検査姿勢へ対しての責任感と励みとなりました。
 
 今回も食べ物ブース、足圧ブースなど各種ブースが出展され、和太鼓、歌、ダンスなど鑑賞できました。講演会では『婦人科がんについて』、『癌教育について』、『前立腺がんについて』と分かりやすい講演があり、盛りだくさんの内容でした。
1日目の夕方には、メッセージの書かれたルミナリエを並べてのセレモニーの後、ナイトウォークがありました。残念ながら、1日目の夜から2日目のお昼にかけてどしゃぶりの雨になってしまったため、途中からはグランドではなく、校舎内を歩くことになりました。細胞検査士会で参加された方も思い思いに歩いておられました。
 このイベントでの収益金は、RFL開催に要した費用を除き、日本対がん協会へ寄付され、①各種がん研究への助成②がん検診の受診率向上③若手医師への奨学金④電話・面談などのがん無料相談に使用されるそうです。
“がんになっても自分らしく生きて行こう!” 一年に1回のRFLです。細胞検査に取り組む職業人として、貴重な体験をしてはいかがでしょうか?

文責:矢口裕子